柔軟心(にゅうなんしん)
おれが、おれがというところには、この柔軟心はありません。
すべてを受け容れ、すべてと調和して行く心が柔軟心であります。
幹の固い木々は、強風で折れる事もありますが、竹や柳の様なシナヤカな木々は風の吹くままになび
き、幹が折れる事はありません。実に柔軟になびきます。私達もともすれば、意見の異なった人々の
議論に立ち向かい、相手を議論で打ち負かそうとしますし、極端には相手の考えを否定致しますが、
相手の考えの出て来る根本的な考えにも思い及んで、良く聞き届けて、同感出来る部分は受け容れて、
調和していく姿勢で生きていきたいと思います。調和とは、決して相手の意見をすべて受け容れて行
く事ではなく、良くコミュニケーションを取ると言う事だと思います。言い換えれば『柔軟心=素直
で広い心』と言えます。