み恵みを、受くる事のみ、多くして、ささぐる心、常に、貧しき
自分の力でえられているものは何も有りません。すべて社会の恵みによって生かされている私です。
恵みに甘える事なく、報恩行にいそしみたいものです。
これは大谷政子が晩年に詠ったものですが、常に自分にボランティア精神が無い事を恥じていました。
また一方、自ら主宰していた仏教会への寄付の少なさにも悲しく淋しい想いもしていた事も思い出さ
れます。人間の心の貧しさを自らも含めて、恥じ入ったものと思います。
与えてもらって当たり前、教えて貰って当然、お世話をしてもらっても当たり前と、私達は、恵みを
受ける事に慣れていますが、自分が与える事、お世話をする事には一歩下がり勝ちです。周りの人、
近隣の人に何か出来る事はないでしょうか?