垂水見真会
講師:西川玄苔先生(無相庵にて) 神戸市垂水区にて、仏教(宗派を問わず)講演会を主催する団体で、昭和25年に私的な会として始まりまった。
以来約45年、震災後の半年以外は、毎月1回著名な講師を招き、毎回50〜100名の聴講者が参加している。
垂水見真会は、私の母親、大谷政子が創設しました。
もともと、浄土真宗のお坊さんを講師に招いて仏教のお話しを聞いていたが、ある時、大谷政子は、神戸の祥福寺と言う、臨済宗のお寺の住職であった山田無文老師のお話を聞く機会にめぐり合った。
山田無文老師は、後に臨済宗の総本山、妙心寺管長になった、現代の名僧と言われる方でしたが、禅宗のお坊さんにも拘わらず、親鸞上人の教えも織り交ぜた講話をされた事に驚くとともに、それまで、浄土真宗に凝り固まっていた垂水見真会の在り方を即座に改め、早速山田無文老に直接、頼み込み、垂水見真会の講師として来て貰うようになった。
以来、山田無文老師は、妙心寺管長になられてからも、垂水見真会には、約15年間、毎年2、3回来て頂く事になったと言う。
垂水見真会が浄土真宗以外の教えを聞くと言う事により、浄土真宗関係のお寺、信者達の一部が離れて行き、ある種の迫害も再三受けたと言うが、政子は、仏教の教えは、宗派を超えた、元々お釈迦さんの教えと言う信念に基づき、その後は、曹洞宗、浄土宗、真言宗と各宗派に講師め、また、仏教関係者にすら拘らず、有名企業の経営者、大学教授、文化人まで、真理を説いてくれる人を次々と招聘して行ったと言う。
その情報源は、テレビが主体で、テレビで感動する話しを聞くと、テレビ局に紹介を頼み込み、即電話で、交渉し、確立100%で新しい講師を獲得して行ったと言う。
垂水見真会は、現在も、毎月1回開催されており、主に、明石海峡大橋が眼下に見える、舞子ビラと言う公の施設の会議場を会場としている。